就職や学生など、これから一人暮らしを始める人にとって心配なのが生活費ですよね。
ひとことで生活費といっても、どんな費用がかかるのか?東京と地方ではどれくらい違うのか?実際に住んでみないとわかりません。
こんにちは!ヒトカツ編集部です!
そこで今回は、そんな一人暮らしに必要な初期費用や生活費の全国平均と、各地方都市の生活費などをいろいろな視点から比較・検証してみたいと思います。
生活費以外の費用、契約、住みやすさなど、一人暮らしに関する情報も見ることができますので、ぜひ参考にしてくださいね!
Contents
一人暮らしの初期費用はいくらかかる?20万円~100万円とバラバラ…できるだけ安く抑える秘訣を紹介
一人暮らしを始めるのにかかる初期費用はいくらほどかかるのでしょうか?
ネット上で「一人暮らしの初期費用は?」と調べてみると、一人暮らしの初期費用は「30万円した!」と言う意見や「100万円は必要!」と言う意見があり、サイトによって一人暮らしの初期費用は額がまちまちに。
そこで今回は、
・どこからどこまでが初期費用に含まれるのか?
・本当に初期費用は20万円ほどで済むのか?
という一人暮らしの初期費用の平均相場について、お得で便利な情報をまとめてみました!
しかし!申し訳ありません。
非常にパワフルな方法を駆使して、可能な限り初期費用を安くしていきます。
ゆえに、サーっと読み飛ばしながら読むのもいいですが、しっかり読み込めば、他の人と比較してあなたの通帳の数字が必ず一桁変わるはず。
ぜひじっくり読んでみてくださいね!
一人暮らしの初期費用はどれくらいかかる?先輩の経験談より
それでは、実際に一人暮らしをしている方の初期費用がどれだけかかったのか、経験談をSNS上から集めてみましたので以下をご覧ください。
初期費用、家具代とか考えて
— ゆちゃん (@Xxx56o0) December 20, 2019
まあ私はお金使い荒いので
多めに考えて一人暮らしするには
まず100万いるんだよね(^^;;
今月末から一人暮らしスタートするんですけど、なんと初期費用が13万切ると言うお知らせ
— SHIN3 (@SHIN3_nosuke) December 19, 2019
一人暮らしの初期費用60万ぐらいかぁ…
— 血濡れのファンシーみそぱん🥪💉 (@addukuma) December 19, 2019
一人暮らしの初期費用ってどのくらいあれば安心できるか
— y。 (@58ymkl) December 15, 2019
これらのSNS上での反応を見る限り、一人暮らしの初期費用は、人によってかなり差があることがわかります。
一人暮らしをするならまずは100万円貯める必要があると言う意見や、一人暮らしの初期費用は10万円程度で足りると言う正反対な意見まで、様々な意見があります。
一人暮らしの初期費用の6割は賃貸契約を結ぶためにかかる住居費用。残りの4割で引っ越し費用や家具家電を揃えるのが一般的な一人暮らしの初期費用です。
では、なぜこれだけ開きのある意見に分かれてしまうのでしょうか?それは一人暮らしの初期費用の定義にありました。
次項では、一人暮らしの初期費用の定義から実際に一人暮らしの初期費用にかかるお金の種類までを徹底解説していきます。
一人暮らしにかかる初期費用とは?その内容を詳しく解説!
それでは、この項から一人暮らしにかかる初期費用についての解説をしていきます。
先に結論をいってしまうと、一人暮らしにかかる諸費用額は約20万円ほど。
もちろん引っ越す場所や荷物の量、性別や年齢によって初期費用は変わってしまいますが、一人暮らしにかかる必要最低限のお金でも最低10万円はかかるといってもいいでしょう。
それでは具体的に、どんなものに一人暮らしのお金がかかるのでしょうか?
ここでは初期費用の定義を
・「賃貸契約をする際の初期費用」
・「実際に一人暮らしを始める際の初期費用」
の2つに分けて解説していきたいと思います。
賃貸契約をする際の初期費用
賃貸契約にかかる初期費用は「部屋を借りる際に必要となるお金」のこと。
部屋を借りる際には
・敷金/礼金
・預かり金(前家賃)
・仲介手数料
・火災保険料
・保険会社利用料
・鍵交換料金
・日割り家賃
の6つの費用が必要です。
敷金/礼金
敷金とは、賃貸契約をする際に保証金として不動産会社に預けておくお金のことです。
契約満了時にお部屋を入居前の状態に戻すためのクリーニング費用として徴収されるお金です。基本的にクリーニング費用は次の入居人の負担になることが多いため、よっぽどな汚れや修理点がない限り敷金は返ってくるお金だと考えておいて良いでしょう。
次に礼金ですが、これ仲介をしてくれた不動産会社にお礼として支払うお金になります。
こちらは退去時に帰ってくることはありません。表を見てもらうと分かりますが、敷金も礼金も基本的には家賃1ヶ月分が相場になっています。最近では敷金/礼金が無料になっている賃貸物件も多くありますので、初期費用を抑えるにはこの敷金や礼金がない不動産会社を選ぶのも手段の1つです。
預かり金(前家賃)
前家賃とは、入居した月の次の月の家賃に該当します。
例えば、あなたが4月に入居になったとして、3月27日に入居を開始したとしましょう。すると多くの方が一人暮らしを初めて忙しいため最初の4月分の家賃の支払いを忘れてしまうことがとても多くなります。そのため、不動産会社はこのトラブルを避けるために、入居した最初の月の家賃をあらかじめ初期費用として支払っておくことでこのトラブルを避けることができるのです。
前家賃としての預かり金は一人暮らしをする際に最初に預けるお金として家賃の約0.5〜1ヶ月分を支払う必要があります。
仲介手数料
仲介手数料は不動産会社を利用して賃貸契約を結んだ場合に発生する「不動産会社に対する成功報酬」です。
不動産会社の主な業務は、入居するお客さんと大家さんが所有する賃貸物件をマッチングさせることにあります。そのため不動産会社を仲介して賃貸契約を結ぶ際には多くの場合仲介手数料が発生します。
仲介手数料は支払い時期として「物件契約の際に一括で支払う」場合と、「物件契約時に半分、引渡しの際に残り半分支払う」場合の2つがあります。
最近では大家さん側が最初の家賃から仲介手数料を支払う仕組みになってい物件もあり、実質仲介手数料が発生しないような物件もありますので、初期費用を抑えるにはそういった物件を探方法もあります。
火災保険料
賃貸物件契約時に火災保険料は加入必須の費用になります。
賃貸物件を契約する際に必要になる火災保険は「家財保険」と「借入人賠償責任補償」と「個人賠償責任補償」という3つの補償に備えた保険への加入が必要です。
家財保険は自分の家財のため。自身の家の家電や家具が火災や浸水といった被害に見舞われても家財保険に加入していれば一定の保険金が下りてくるようになっています。
借入人賠償責任補償は自分と大家さんのための保険になります。火災は、民法709条(故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う)という法律があるため放火などといった故意に当たる火災以外の火事の責任は誰にも責任請求することができません。そこで借入人賠償責任補償が代わりに補償をしてくれる仕組みになっています。
個人賠償責任補償とは、日常の出来事から自分の過失によってがトラブルが起こってしまった際にその責任による賠償を保険で賄うことができる保険です。
保険会社利用料
賃貸を契約する際には連帯保証人を立てる必要があります。しかし実際には連帯保証人になってくれる方がいない場合、大家さんや不動産会社との間に保険会社をたてることで連帯保証人を必要とせずに賃貸契約を結ぶことができます。
その時に必要となるのが保険会社利用料です。保険会社が賃貸契約を結ぶ当人を審査した末に合格が出ると、その保険会社に利用料を支払い賃貸契約を結ぶことができます。
鍵交換料金
鍵の交換は必須ではありませんが、現在は多くの不動産会社で鍵の交換を行なっています。
鍵交換の目的は前に住んでいた住民が使用されていた鍵穴にあうスペアキーを作り、転居した後などに空き巣などに入られるのを防ぐためです。
基本的にこれらの鍵の交換費用は、次に入居する住民の負担になることがほとんどです。
しかし、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、賃貸物件の鍵交換費用は賃貸物件を管理している側が支払うというように記されています。
そのためもし請求された場合は一度管理側に問い合わせてみると良いでしょう。
日割り家賃
日割り家賃は入居予定日より早くに入居する場合の家賃になります。入居日当日に入居することも可能ですが、鍵渡しの日が不動産会社の定休日だった場合は予定より早く入居することを勧められる場合も。
その際に【家賃÷その月の日数×入居日からの差日数】で料金を初期費用に含めて請求されるので要注意。もしその月が31日の月の場合は、30日換算に直されるなどの配慮があります。
賃貸契約の初期費用の相場は家賃の5~6ヶ月分が目安
一般的な賃貸契約にかかる初期費用の合計金額は下表のように1ヶ月の家賃の5~6ヶ月分が目安です。
料金の種類 | 料金の目安 |
敷金 | 家賃1ヶ月分 |
礼金 | 家賃1ヶ月分 |
預かり金(前家賃) | 家賃0.5カ月~1カ月分+消費税 |
仲介手数料 | 家賃1ヶ月分 が目安 |
火災保険料 | 15000円〜20000円程度 |
保険会社利用料 | 家賃0.5~1ヶ月分程度 |
鍵交換料金 | 15000円程度 |
日割り家賃 | 入居日からの逆算 |
次項からは実際に一人暮らしを始めるにあたっての初期費用をご紹介していきます。
実際に一人暮らしを始める際の初期費用
引っ越し代
一人暮らしの引っ越しをする際にかかる費用の相場は平均して3万円〜10万円程。
引っ越しをするのにかかる費用に大きく関係するのは「時期」と「移動距離」です。
一般的に引っ越しシーズンと言われている繁忙期の3月〜5月はかなり引っ越し費用が高騰し、それ以外の時期である通常期の5月〜2月にかけては比較的安く引っ越し業者を利用できます。
そして移動距離も引っ越しの価格に大きく関わってくるポイント。
引っ越し業者の間では50キロ圏内は引っ越しの最短距離で、200キロ圏内は最大移動距離となり移動する場所によって大きく価格が変動します。
【参考】通常期に引越しをするとお得?!メリットデメリットのご紹介!
分かりやすいようにここでは引っ越しをする方が同一県内で引っ越しをする場合と違う地域に引っ越しをする場合に分けて料金の相場を見てみましょう。
時期別引っ越し費用
同一都道府県内での引越し | 別の都道府県への引っ越し | |
3月〜5月(繁忙期) | 40,000円~50,000円 | 70,000円~100,000円 |
5月〜2月(通常期) | 30,000円~35,000円 | 45,000円~70,000円 |
平均金額 | 35,000円 | 60,000円 |
引っ越し業者の最安時期は11月です。
曜日別引っ越し費用
平日と休日のどちらかによっても引っ越し費用に差が出てきます。
県内への引っ越し | 県外への引っ越し | |
平日 | 42,730円 | 69,343円 |
土日祝 | 42,804円 | 70,324円 |
家具家電
家具家電にかかるお金の平均金額は10万円〜15万円ほどです。
基本的に家電製品にかなりお金がかかる計算になっており、電気屋さんの新生活セットも10万円することから残りの金額で収納やベッド、テーブルやカーテンなどを揃えていくと15万円前後が平均的な家具家電にかかるお金になります。
最近では家具家電付き賃貸も人気になりつつあります。家具家電詳しくは以下から↓
家具家電付き賃貸にあった意外すぎる落とし穴とは!?知っててほしい賃貸物件の秘密
一人暮らしの初期費用を抑えるコツとは?まずは要るものだけを揃えること!
一人暮らしを始める際に初期費用を抑えるコツは、初期費用がかかってしまう中で本当に必要な費用かどうかを見極めていくことです。
例えば、物件契約の費用で抑えることができる初期費用は
・敷金
・礼金
・仲介手数料
などが具体的に抑えることができる初期費用ですが、現在の物件は昔の物件と比べてお得に借りることができます。
賃貸契約にかかる費用を抑える方法
敷金/礼金ゼロ円の物件を選ぶ
賃貸契約にかかる費用を抑えるにはまず敷金と礼金がゼロの物件を選ぶようにしましょう。
最近では賃貸契約の初期費用としてかかる敷金や礼金がゼロの物件を選ぶことが初期費用を抑える方法になります。また、もしも敷金や礼金が必要になる物件を選ぶ場合でも、入居する時期を調節することで敷金や礼金が安くなることもできます。
費用の支払い方法を変える
直接初期費用を抑えることに結びつくわけではありませんが、賃貸契約にかかるお金の支払い方法を分割や後払いにすることによって一時的に初期費用を抑えることができます。
引っ越しにかかる費用を抑える方法
引っ越し費用を抑えるには引っ越しが忙しくなる時期から離れた閑散期を選ぶようにするとお得。
できるだけ引っ越し業者の閑散期の8月〜11月前後の時期を選んで引っ越すようにしましょう。
そもそも引っ越しが必要か?
引っ越しにかかる費用をご紹介いたしましたが、そもそも引っ越しは必要なのでしょうか?
なぜなら、最近では引越しをする前からすでに家具家電付きの賃貸が多くあります。また、引っ越し先で中古家電や家具を購入したりする方が、引っ越し費用よりも安いことが多くあります。
もしも引っ越しをするという方は、この方法も一度検討してみてはいかがでしょうか?
その他にも「学生専用の一人暮らしセット」など、家電量販店が型落ち品を安い値段で売っていることもありますので、是非参考にしてみてください。
関連記事:一人暮らしの初期費用を抑えるコツは?引っ越し前にできる節約術を解説!
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
今回は一人暮らしの初期費用などについてご紹介してきました。
一人暮らしの初期費用を抑えることで、いろいろな負担を少なくしてスタートできます。
今回ご紹介した方法以外にも、ご自身で「ここの費用は削れる!」と感じたところは費用を抑えて、快適な一人暮らしをスタートさせましょう。
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2017年にWEB系編集者に転職し、現在京都の郊外で気ままにノマドワーカー中。転職・移住の経験から家庭のお金の無駄を可視化し、研究することで月に10万円生活を叶えた自称「節約の鬼」ご覧いただいている全ての方に節約して浮いたお金で「より楽しいことをしてほしい」と言う思いで執筆中。旅行と温泉が趣味。
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