節電のための手段のひとつとして「太陽光発電」がありますよね。
しかし、太陽光発電は設置費が高く、元値の回収までかなり時間がかかりますよね。
そこで今回は太陽光発電が本当にお得なのか?ということをテーマに、太陽光発電のメリット・デメリットを解説していきたいと思います。
※正直他のサイトでは、太陽光発電を売るのが目的なので、ややこしいことがたくさん買いてあります。
ですが、このサイトでは手っ取り早く欲しい情報だけを載せていますので確認してみてね。
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太陽光発電はお得?設置費用回収までの期間は約10年
結論から言うと、太陽光発電による節約は設置してから10年が経過しないと元値を回収することはできません。
そもそも太陽光発電の費用を回収する方法は主に2つ。「発電した電気を使う」と「電力を売る」の2つがあります。
年間で発電できる電気の量
太陽光発電を利用して発電ができる量は1年間で1kwにつき、およそ1,000kwh〜1,200kwhと言われています。
分かりやすく言えば1kwの水槽に1,000kwh〜1,200kwhの容量の電気が入ると言うわけ。
一般的な家庭用の太陽光発電の容量は4~7kwですので、年間で4,800〜8,400Kwhの電気を貯めることができます。
単位がいろいろあって、なんだかわかりにくいですよね。気にしなくても良いです。
具体的な例で紹介していきましょう。
発電した電気を使う
単位が分かりづらいですが、4人家族で1日におよそ18.5kwh。つまり、完全に電気代を太陽光のみにすると54〜66日間ほどしか電気代を無料で使えないと言うわけです。リアル。
それでは逆に太陽光発電でできた電力を使わずに全て電気を売ったことにしてみましょう。
電力を売る
太陽光発電で電力を売ることを売電といいます。日本では法律で1kwhに対して21円という価格で売電が保証されています。詳しくは以下。
FIT(固定価格買取制度)

つまり、発電した電力を全て売った場合【21×8,400=176,400円(17万6,400円)】が手に入るわけです。
それでも、その二つを駆使しても、元値を回収するのには10年近くかかるということです。
しかし、元値を回収してからは気が軽いですよね。
基本的な太陽光発電の寿命は20年。つまりあと10年は「太陽光発電」と「売電」で電気代を安くすることができます。
と、いいたいところですが。残念なお知らせが…
先ほどご紹介した売電価格の21円というのは10年がタイムリミットなのです。つまり、10年を超えると21円で買い取ってくれません。
10年を超えてからの売電価格はおよそ1/3
今もFIT(固定価格買取制度)が制定された2012年から10年が経っていませんので未知数ですが、これまで買い取ってくれた1kwh=21円が1/3の1kwh=6~7円で買い取られると言われています。
そのため、売電のFIT(固定価格買取制度)はあくまで元値を回収するための制度であり、10年目以降は太陽光発電で電気代の節約目的くらいで考えておいたほうが現実的です。
太陽光発電の設置費用は100~350万円
この金額はメーカーや設置工事費などによって上下はしますが、大体この値段です。
「いやいや。幅広すぎるわ。」
というもっともな意見に答えておくと、太陽光発電には発電ソーラーパネルと蓄電池の2つがあるんですね。
ソーラーパネルがあると発電して、家で太陽光で作った電気を使うことができますが、蓄電器があるとその電気を売ったり停電時に使ったりできるんです。
ご自身が太陽光をどう使いたいかでどちらかひとつなのか。両方なのかを検討しましょう。

2017年にWEB系編集者に転職し、現在京都の郊外で気ままにノマドワーカー中。転職・移住の経験から家庭のお金の無駄を可視化し、研究することで月に10万円生活を叶えた自称「節約の鬼」ご覧いただいている全ての方に節約して浮いたお金で「より楽しいことをしてほしい」と言う思いで執筆中。旅行と温泉が趣味。
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