こんにちは!ヒトかつ運営部です!
大学進学とともに地元を離れて一人暮らしをする大学生の方が多くいらっしゃいます。そこで今回は一人暮らしをする新大学生と親御さんに向けて大学生の一人暮らしの費用について、生活費〜学費までの費用を解説していこうと思います。
Contents
生活費の平均相場はいくら?地域別に内訳を解説
本項では一人暮らしをする方々の平均的な生活費相場についてご紹介しています。
家賃は一人暮らしの生活費の4割以上を占める金額になります。しっかり考えてお部屋を選ばなければのちに後悔しかねません。
この数値はワンルームから1Kのお部屋の平均家賃を算出しています。
家賃
全国の平均家賃
全国(北海道〜沖縄)の家賃平均相場はおよそ49,000円です。
全国的に見ればこの家賃が標準となりますが、一人暮らしをする地域によっては大きく変わってきますので、以下では日本の各都市別に平均的な家賃と生活費をご紹介しています。
東京の平均家賃
東京都の平均家賃はおよそ56,000円となりました。
しかし、東京での家賃は家賃ベースで決めることをお勧めします。なぜなら、東京はワンルームや1Kでも駅近などの物件は家賃10万円を超えてくることが多いから。
実際に23区内の駅近物件はワンルームでも家賃が軽く12万円以上に達している物件が数多くあります。
↑駅近物件は基本10万円を超えてくる。
詳しくは以下の記事で解説しています。東京で賃貸を探している方はぜひ参考にしてみてください。
関連記事:【学生編】東京で一人暮らしをするなら家賃はいくら?おすすめ地域と間取りを紹介
名古屋の平均家賃
名古屋の平均家賃は61,000円でした。
愛知ではなく名古屋という地域で調べているため少し高い金額になっていますが、その他の地域では4万円代の賃貸が多く見受けられました。
大阪の平均家賃
大阪の平均家賃は大阪市で49,000円でした。
大阪市のなかで一番平均家賃が安かったのは大阪市住吉区で35,000円で、一番高かったのは大阪市中央区で64,000円でした。
大阪の家賃は平均すると5万円代の物件が多くありました。大阪に限ったことではありませんが、都市部に近いにもかかわらず家賃が異常に安い場所は治安が悪いことがあるため、注意が必要です。
福岡の平均家賃
福岡の中心部、福岡市と北九州市を合わせた平均家賃は47,300円でした。
福岡は全体的に家賃が安い傾向があり、都心部の福岡市中央区でも家賃平均が5万円台と、学生には嬉しい家賃相場になっています。
食費
次に食費の平均額を見ていきましょう。食費は男女の差として1ヶ月に約7,000円ほど差が出てきてしまうので注意が必要です。
全国の食費の平均額
全国の食費の平均額はおよそ25,000円でした。
この金額は外食した場合の金額を含んでいます。大学生となるとやはりサークルや友達の付き合いで外食が多くなってしまうとこの金額以上に大きくなってしまいます。
東京の食費の平均額
東京にいる学生の1ヶ月の平均的な食費は27,500円でした。
平均して3万円程度と考えるといいでしょう。
しかし、東京では外食する際の金額である「外食単価」が高くなってしまうことが多いため、外食する回数が多ければ多いほど、食費は高くなる傾向があります。
関連記事:【大学生】東京で一人暮らしの食費の平均はいくら?月々の食費を1万円に抑える方法も解説
名古屋の食費の平均額
名古屋の食費は月々およそ4万円程度とされています。
愛知県全体としてはそこまで東京や大阪と変わりはありませんが、名古屋市だけで考えると物価は少し高めだと考えるべきでしょう。
特に名古屋の中心街は観光地として物価が高いため、外食が主となるような学生生活を考えていると、食費が高くなることを考えておいた方が良いでしょう。
大阪の食費の平均額
大阪の平均的な食費は月々4万円ほどです。
大阪の食費は人によってバラバラになることが多くあります。その理由は外食と自炊に幅があるからです。
大阪には格安スーパーが多く存在し、治安なども関係して物価が大幅に安くなっている地域があります。(中心部でも格安スーパーはあります。)
しかし、大阪では外食単価が高くなってしまう傾向があるため、学生で飲食店で毎日食事をとるというような食費の使い方をしていると食費は高くなってしまいます。
福岡の食費平均額
福岡の平均的な食費は月々3万円ほどです。
福岡は物価が安い地域が多く、家賃や食費と言った費用も安い傾向があります。東京などの都心とは違い、九州は全体的に物価が安いです。
【参考】https://ijuu-teijuu.pref.fukuoka.lg.jp/flows/img/pdf/P07_08.pdf
水道費
水道費も地域によって価格が変わってきてしまいます。
水道費の全国平均額は2,866円です。
一人暮らしをしていく方の目安としては月3,000円ほどと考えて、生活していくのが一般的になります。
水道費用は光熱費などと比べて安定して金額が定まってきます。
水道は節約が難しく、賃貸などであればそこまで節水するための器具などもつけにくいので、水道費は固定と考えていくことをおすすめします。
光熱費
光熱費は地域によって特に差はありませんが、都市ガスを使える地域かプロパンガスのみになっている地域かで光熱費が上下していきます。
まずは全国の平均的な光熱費を見てみましょう。
全国の光熱費平均額
都市部
都市部はほとんどの場合都市ガスを使えるため、全国の平均的な光熱費とそこまで差はありません。
地方
現在は地方でも普及はされてきていますが、地方でも奥の方だとプロパンガスを使う他ない地域があります。
プロパンガスは生活資源の中で最も価格が高く、都市ガスと比較して約1.5〜2倍近くの価格になる場合がほとんどです。
プロパンガスを使う地域は卓上IHクッキングヒーターなどを利用して出費をさえたりすることで、節約効果が期待できます。
通信費
一人暮らしの通信費の平均相場は3,000円〜10,000円程度です。
可能な限りやすくしていくには固定回線ではなく、ポケットWi-Fiをおすすめします。
固定回線の平均相場
固定回線の平均相場は一戸建てで5,000円、マンションタイプで4,000円ほどです。
基本的には
【参考】インターネット料金を徹底比較|回線別調査!節約におすすめの安いプロバイダ
ポケットWi-Fiの平均相場
ポケットWi-Fiの平均的な相場は3,000円ほどです。
ポケットWi-Fiは、下記で相場をチェックしてください。
結局どっちを選べばいいの?と考えると、家でしかインターネットを使わない方は固定回線でも良いですが、学生の場合にはどこでも使えるポケットWiFiが便利でしょう。
交際費・服代・娯楽費
毎月の交際費や娯楽費用は全て合わせて収入手取りの20%がおおよその金額になります。
バイトの収入や仕送りを合わせて10万円であれば月々2万円が交際費の目安と考えていいでしょう。
飲み会や外食などを食費と換算して上手くやりくりする方であれば、交際費や娯楽費にお金を使うことができるので、趣味によって貯金できる額も変わってきます。
雑費
雑費は月々2000〜3000円程度です。
トイレットペーパーや洗剤など、生活に関わるものを買う費用が主な雑費になります。
その他の費用
一人暮らしの生活にかかる費用は主に上記の内容になりますが、不意の支出に備え毎月3000円~5000円くらいの予備費を用意しておきたいところです。
学費の平均相場はいくら?
大学四年間の学費の平均相場は私立か公立か、文系か理系か医系かによって大きく変わります。
以下の表をご覧ください。
入学金 | 文系 | 理系 | 医系(6年) |
国立大学 | 282,000円 | 282,000円 | 282,000円 |
公立大学 | 394,225円 | 394,225円 | 394,225円 |
私立大学 | 234,763円円 | 256,208円 | 1,013,054円 |
授業料 | |||
国立大学 | 2,143,200円 | 2,143,200円 | 3,214,800円 |
公立大学 | 2,153,176円 | 2,153,176円 | 3,214,800円 |
私立大学 | 3,035,416円 | 4,286,240円 | 17,381,088円 |
設備管理費 | |||
国立大学 | 0円 | 0円 | 0円 |
公立大学 | 0円 | 0円 | 0円 |
私立大学 | 628,984円 | 1,143,390円 | 5,298,156円 |
合計金額 | 文系 | 理系 | 医系 |
国立大学 | 2,679,000円 | 2,679,000円 | 3,496,800円 |
公立大学 | 2,517,401円 | 2,517,401円 | 3,609,025円 |
私立大学 | 3,899,163円 | 5,685,838円 | 23,692,298円 |
参考 Benesse入学から卒業までにかかるお金(2)学費編
奨学金について
奨学金は学生にとってはありがたい制度ですが、成績優秀者に限定される「給付型」と、単なる借金でもある「貸与型」があるので注意が必要です。
貸与型奨学金
貸与型奨学金とは、その名の通り奨学金の貸付で、返済に際しての利息が存在するパターンと利息が存在しないパターンの二種類があります。
様々な場所が貸付を行なっていますが、代表的なところでは日本学生支援機構やあしなが育英会などがあります。
給付型奨学金
給付奨学金とは貸与とは対照的に返済の必要ない奨学金で、「もらえる奨学金」になります。
主に経済的な理由で就学が困難でありながら学ぶ意欲、そして優秀な成績が条件に給付される奨学金になります。
給付型奨学金には貸与とは違う流れがあります。
1.対象の高校からの推薦(主に校長推薦)
2.書類選考・面接選考
3.指定の大学への合格と入学
といった流れが存在します。
収入も見てみよう!地域別平均賃金は?平均時間は?
全体的な生活費が分かったところで、今度はそれを補う収入面も見ていきましょう。
平均賃金 | 最低賃金 | |
全国 | 901円 | × |
東京 | 1,296円 | 1,031円 |
名古屋 | 1,020円 | 926円 |
大阪 | 1,137円 | 964円 |
福岡 | 914円 | 841円 |
いかがでしょうか?ご自身が一人暮らしを始める都道府県の平均家賃を確認して、月の収入を目安を立てて生活の指標にしてみてください。以下のサイトを参考にしてご自身が住んでいる地域の平均賃金を見てアルバイトの目安にしてみてください。
【引用サイト】
・パート時給の平均っていくら?東京、大阪、地方で開きはある?
大学生のアルバイト平均時間は?
自宅生のアルバイト平均収入 4,920円
自宅生の奨学金収入 11,060円
親御さんに知ってもらいたい一人暮らしの費用について
まずお子さんのご進学、ご就職おめでとうございます。
ここからは、お子さんが新生活を始めるにあたってどうしても頭を悩ませがちな費用について紹介していきます。
仕送りの平均相場はどのくらい?
一人暮らしにはどのくらいの貯金があるといい?
こちらは学生のお子さんをお持ちの方になりますが、お子さんが一人暮らしをするにあたって、少しでも貯金をしておく必要があります。
お子さんが一人暮らしをすることはこれまでお子さんにかかった手間が全てお子さんが管理していくと言うことです。「うちの子に限って大丈夫」と安易に考えていてはもしもの時に出すべきお金が出せないなんて言うことも考えられます。
理由は主に以下です。
・お子さんの留年による学費納入
・帰省の際の交通費
・お子さんの急な怪我や病気の費用
・下宿先でのトラブルに対応する費用
このように親御さんの目の届かないところで毎年大学生が何らかのトラブルに巻き込まれ、最悪の場合命を落としてしまうこともあります。
昨今増えているインターネットによる犯罪以上に、
特に都心の大学に進む女性に気をつけて欲しいのは誘拐や暴行といった身体的な事件などです。こういった事件に巻き込まれて悲しい結末になってしまわないように、家族の中で必ず対策を練っておきましょう。
一人暮らしをする大学生が危険から身を守るため5つの方法!もしもの時でも安心の方法をご紹介!

2017年にWEB系編集者に転職し、現在京都の郊外で気ままにノマドワーカー中。転職・移住の経験から家庭のお金の無駄を可視化し、研究することで月に10万円生活を叶えた自称「節約の鬼」ご覧いただいている全ての方に節約して浮いたお金で「より楽しいことをしてほしい」と言う思いで執筆中。旅行と温泉が趣味。
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