【超簡単】電気代が気になる!エアコン冷暖房の上手な節電方法10選

節約

家庭の電気代で気になる製品といえば、夏場と冬場の『エアコン』ではないでしょうか?

実際に、季節や時間によっては家の電気代の50%以上をエアコンが消費するといわれています。

こんにちは!ヒトカツ編集部です!

近年、電気代は毎年のように値上がりし、再生可能なエネルギーを促進するために徴収される省エネ賦課金もどんどん上がる予定。

そこで気になるのが、ご家庭内の電気代。その中でもエアコンは消費電力が最も大きな家電のひとつでもあります。

今回は、そんなエアコンの電気代を徹底検証し、電気代の節約方法についても紹介していきます。

  • エアコンの電気消費量と電気代
  • エアコン冷暖房の仕組み
  • エアコンの電気代の節約方法10選

をポイントに解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!

エアコンの電気消費量と電気代

エアコンの消費電力は対応する部屋の広さによって変わりますが、2021年現在の最新機種の平均的な年間消費電力と1年間の電気代を計算すると以下の表のようになります。

1台のエアコンにかかる年間電気消費量と電気代の目安

部屋の広さ 年間消費電力 1年間の電気代
6畳用 620kwh 16,740円
8畳用 720kwh 19,440円
10畳用 790kwh 21,330円
14畳用 1100kwh 29,700円
18畳用 1750kwh 47,250円

(※一般社団法人日本冷凍空調工業会のHPを参考 1kwh=27円で計算した場合)

このように、十数年前のエアコンに比べると、後で説明する『ヒートポンプ機能』によってエアコンの消費電力はずいぶん少なくなりました。

しかし、それでも仮に、6畳用のエアコン2台と14畳用のエアコン1台をお使いのご家庭では

16,740円×2台+29,700円=63,180円

もの電気代がかかることになります。

ただ、こちらの数値はあくまで目安であるため、1日中外出してほとんどエアコンを使われないご家庭ではもっと安くなり、リモートワークなどで自宅にいる時間が長い方は多くなる可能性があります。

次に、エアコンの省エネ機能を支える冷暖房の仕組みについて解説していきましょう。

省エネ効果の高いヒートポンプ機能の仕組み

近年のエアコンの省エネ化を一気に押し進めたのが『ヒートポンプ機能』と呼ばれる『熱交換システム』の進歩です。

この機能によって、エアコンの消費電力量は古いエアコンの約半分程度にまで減少しました。

そこで、知っておきたいのがこの『ヒートポンプ機能』の仕組み。

これまで『冷房の電気代は暖房の電気代よりも安い』と思ってはいませんでしたか?

実はコレ、間違いなのです。

エアコンの消費電力量は、冷暖房の種類ではなく、外気温との『温度差』で大きく左右されます。

出典:経産省HPより

この絵のように、エアコンは室内の熱を外気に逃がしたり、また取り込んだりすることで冷暖房をしているため、室温と外気温との差が大きいほど電力を多く消費するのです。

例えば

外気温35℃で室温28℃に冷房する際は7℃の温度差

外気温8℃で室温20℃に暖房する際は12℃の温度差

このように、上げ下げする気温差が大きい方が消費電力も多くなるのです。

エアコンの電気代の上手な節約方法10選

先に説明したエアコンの冷暖房の特徴を理解することで、電気代を節約することが可能です。

ここでは、上手なエアコンの節約方法について解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!

設定温度を確認する

夏の冷房時の室温は28℃を目安に設定する。

外気温31℃のとき、6畳用のエアコン(2.2kw)の冷房設定温度を27℃から28℃に1℃上げるだけで年間30kwh以上の節電になり、夏場の冷房だけで800円以上もお得になります。

冬の暖房時の室温は20℃を目安に設定する。

外気温6℃のとき、6畳用のエアコン(2.2kw)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合は、年間で電気53kWh以上の節電になり、1400円以上もお得になります。

風量設定を「自動」にする

エアコンの風量設定を、もったいないからといって『弱』で使用していませんか?

実はエアコンの風量調整は『自動』が一番省エネ。これも年々進歩する機能のひとつですが、AI機能やインバーター機能によって最も効率良く部屋を冷暖房するようにシステム化されています。

強い風が出るからといって『無駄』にはなりません。ぜひエアコンを使う際は『自動』で運転してください。

カーテンを閉める

エアコンを上手に節約して使うには『外気からの熱を遮断すること』です。

夏場も冬場も、外気温が部屋に侵入する最も大きな場所は『窓』で、とくに日当たりの良いガラス窓は夏場に部屋の温度のグンと押し上げます。

また、冬場の日中は太陽光で部屋を暖めたいところですが、夕方から夜にかけてはガラス窓からどんどん冷気が侵入します。

そこで利用したいのが『遮熱・断熱カーテン』です。最近ではネット通販でもいろいろな商品が販売されているので、ぜひ使ってみてください。また、夏場は窓の外にヨシズなどで日陰を作るのも効果的です。

室内の空気を循環させる

エアコンから出る冷たい空気や暖かい空気は、どうしても部屋の床や天井付近に集まります。そこで、部屋の温度を均等にするために扇風機やサーキュレーターを併用するのがおすすめ。空気を循環させるだけですが、意外なほど省エネになります。

季節に合った服装を心掛ける

こちらは、若干原始的(笑)!でも、最も節電しやすい方法です。

夏場は薄着、冬場は厚着することで、部屋の冷やし過ぎや暖め過ぎをなくしましょう。

夏場にガンガンにクーラーを聞かせて、冬用の布団を被って寝たりしていませんか?

エアコンのスイッチをむやみに切らない

エアコンで冷暖房する際には、部屋の空気はもちろんのこと、床や壁、天井なども一緒に冷やし温めます。

冷暖房をむやみに切ると、せっかく冷えた(または温もった)部屋の床や壁が元に戻ります。スイッチを切るときは、最低でも1時間以上部屋を離れるときにして、短時間の場合はつけっ放しにする方が賢明といえます。

定期的にフィルターを掃除をする

エアコンのフィルター清掃は定期的にしていますか?できれば1ヶ月に1回を目安に掃除したいところ。

フィルターが目詰まりしたエアコンとキレイなフィルターでは、年間の電気代に1000円以上の差がでることもあります。また、汚れたフィルターはエアコンの故障や、カビなどからくる体調不良の原因にもなりかねません。

意外と忘れがちなフィルター清掃ですが、しっかりと行いましょうね!

室外機の風通しを良くする

室外機はエアコンの心臓部ともいえる重要な機械。室外機から部屋の外部に熱を逃がしたり、取り入れたりします。そのため、室外機を何かで覆ったり、風通しを悪くすると節電はおろか故障の原因にも直結します。

室外機の周りには、できるだけ物を置かないようにしましょう。

古いエアコンは買い替えを検討する

このようにいろいろな節電方法がありますが、根本的に20年近くお使いの古いエアコンの場合は消費電力量が大きく、最新型のエアコンに比べると2倍以上の電力を消費します。

このような場合は、速やかに買い替えを検討されてはいかがでしょうか?

契約している電気事業者を乗り換える

近年、電力の小売販売の自由化がスタートしています。2016年4月に電力が、また2017年にはガスも小売が自由化され、セットで安くなるお得なプランも続々と販売されています。

もしもあなたのご家庭で、まだ電力やガスの契約の見直しをされていない場合は、ぜひ一度複数の電力やガスの小売事業者から見積を取ってみてください。

きっと、あなたのご家庭にピッタリのプランが見つかりますよ!

エアコン冷暖房の上手な節電方法のまとめ

いかがでしたか?このように、近年ではエアコンの省エネ化が進み、消費電力も下がっています。しかし、それと同じく『電気代』も年々上昇傾向にあります。

しかし、暑い夏や寒い冬を快適に過ごすためのエアコンの節電は必須アイテムです。

この記事を参考に、上手な節電とあなたのご家庭にあった電力プランで、少しでもお得な生活ができるようにしてくださいね!

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