【驚き】エアコン冷暖房の電気代は1時間いくら?上手な節約術も紹介

生活の悩み

エアコンの冷暖房にかかる電気代ってどれくらいだろう?

そんな疑問をお持ちではありませんか。

こんにちは!ヒトカツ編集部です!

暑い夏場と寒い冬場の時間帯によっては、家中の電気代の50%以上を消費するともいわれるエアコンの冷暖房。

最近では電気代が安くなったといわれますが、いったいどれくらい安いの?

と、疑問に思われる方も多いはず。

そこで今回は、そんなエアコンの冷暖房にかかる電気代について徹底検証し、1時間あたりの電気代の目安を計算

また、エアコン冷暖房の上手な節電方法も紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!

エアコン冷暖房の電気代を計算

 『エアコンを使うと電気代が高くなる』そんなイメージをお持ちの方は多いはず。

では実際に、エアコンの電気代はいくらかかるのかを計算してみましょう。

期間消費電力から電気代を計算する方法

こちらの表は富士通エアコンAS-X22Hの消費電力表です。

期間消費電力(一定の条件下で1年間使用したときの総電力量)は621kwhとなっているので、1kwhあたり27円で計算すると

  • 621kwh×27円=16,767円

になります。

期間消費電力の詳しい説明はこちら→一社)日本冷凍空調工業会HP

ただ、期間消費電力は年間の総量のため、1時間あたりの電気代を計算するには不向き。

そこで、消費電力量から1時間あたりの電気代を計算してみます。

消費電力から1時間あたりの電気代を計算する方法

上の表から、消費電力は冷房時で最小130W~最大880W、暖房時で最小110W~最大1,500Wとなっており、以下の計算から1時間あたりの電気代の目安を求めることができます。

冷房の場合は

  • 130W÷1,000kW×27円=約 3.5円(最小)
  • 880W÷1,000kW×27円=約 23.8円(最大)

暖房の場合は

  • 110W÷1,000kW×27円=約 3円(最小)
  • 1,500W÷1,000kW×27円=約 40.5円(最大)

このように、1時間あたりの電気代は、冷房時で「約 3.5円~約 23.8円」、暖房時は「約 3円~約 40.5円となります。この結果から、

6畳用のエアコンの場合

  • 冷房は1時間あたり約10円~15円
  • 暖房は1時間あたり約15円~20円

14畳用のエアコンの場合

  • 冷房は1時間あたり20円~25円
  • 暖房は1時間あたり25円~30円

くらいが実際の使用時の電気代となります。(※設定温度と外気温などの条件で変化)

古いエアコンと最新エアコンの電気代を比較

最新エアコンは古いエアコンと比較すると省エネです。

家電は毎年のようにモデルチェンジをしながら性能をアップさせています。

では、2010年製のエアコンと2020年製のエアコンでは、どのくらい消費エネルギーが違うのかを比較してみましょう。

※冷暖房兼用・壁掛け形・冷房能力2.8kWクラス・省エネルギー型の代表機種の単純平均値 出典:一社)日本冷凍空調工業会HP

ご覧のように、2020年製のエアコンの期間消費電力が808kwhなのに対し、2010年製のエアコンは872kwhで、およそ10年間で7%以上の省エネになっています。

では次に1995年製から2011年製までの期間消費電力をあらわした表を見てみましょう。

この表の数値をわかりやすく一覧にすると

年式 期間消費電力 年間の電気代(1kwh27円) 指数

(1995年を100)

1995年製 1492kwh 40284円 100
2000年製 1017kwh 27459円 68
2010年製 872kwh 23544円 58
2020年製 808kwh 21816円 54

このように、1995年製と2020年製では約46%も省エネとなり、年間約2万円ほどの節約が可能なのです。

では次に、上手なエアコンの電気代の節約方法について解説していきます。

エアコンの電気代を上手に節約する10の方法

ここからは、一番気になる電気代の節約方法を10個紹介します。

どれも簡単にできる方法なので、ぜひ実践してくださいね!

設定温度を確認する

・夏の冷房時の室温は28℃は目安に。

外気温31℃のとき、6畳用のエアコン(2.2kw)の冷房設定温度を27℃から28℃に1℃上げるだけで夏場の冷房代が800円以上お得になります。

・冬の暖房時の室温は20℃は目安に。

外気温6℃のとき、6畳用のエアコン(2.2kw)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合は、暖房代が1400円以上お得になります。

風量設定を「自動」にする

エアコンの風量設定は『自動運転』が一番省エネです。

これも年々進歩する機能のひとつで、AI機能やインバーター機能によって『自動運転』が最も効率良く部屋を冷暖房するようにシステム化されています。

自動運転時に強い風が出るからといって無駄はありません。エアコンを使う際は、ぜひ『自動』でお使いください。

カーテンを閉める

エアコンの冷暖房を上手に節約するコツは『外気からの熱を遮断すること』です。

夏場も冬場も、外気温が部屋に侵入する最も大きな場所は『窓』

とくに日当たりの良いガラス窓は夏場に部屋の温度のグンと押し上げます。

また、冬場の日中は太陽光で部屋を暖めたいところですが、夕方から夜にかけてはガラス窓からどんどん冷気が侵入してきます。

そこで利用したいのが『遮熱・断熱カーテン』です。最近ではネット通販でもいろいろな商品が販売されているので、ぜひ使ってみてください。また、夏場は窓の外にヨシズなどで日陰を作るのも効果的です。

室内の空気を循環させる

エアコンから出る冷たい空気や暖かい空気は、どうしても部屋の床や天井付近に集まります。

そこで、部屋の温度を均等にするために扇風機やサーキュレーターを併用するのがおすすめ。空気を循環させるだけですが、これが意外なほど省エネになります。

季節に合った服装を心掛ける

こちらは若干原始的!(笑)でも、最も節電しやすい方法です。

夏場は薄着、冬場は厚着することで、部屋の冷やし過ぎや暖め過ぎをなくしましょう。

夏場にガンガンにクーラーを聞かせて、冬用の布団を被って寝たりしていませんか?

エアコンのスイッチをむやみに切らない

エアコンで冷暖房する際には、部屋の空気はもちろんのこと、床や壁、天井なども一緒に冷やしたり温めたりします。

冷暖房をむやみに切ると、せっかく冷えた(または温もった)部屋の床や壁が元に戻り非効率。スイッチを切るときは、最低でも1時間以上部屋を離れるときにして、短時間の場合はつけっ放しにする方が賢明です。

定期的にフィルターを掃除をする

エアコンのフィルター清掃は定期的にしていますか?できれば1ヶ月に1回を目安に掃除したいところ。

フィルターが目詰まりしたエアコンとキレイなフィルターでは、年間の電気代に1000円以上節約できるだけでなく、汚れたフィルターによるエアコンの故障や、カビなどからくる体調不良も防ぐことができます。

意外と忘れがちなフィルター清掃ですが、しっかりと行いましょうね!

室外機の風通しを良くする

室外機はエアコンの心臓部ともいえる重要な機械。室外機から部屋の外部に熱を逃がしたり、取り入れたりします。そのため、室外機を直接何かで覆ったり、風通しを悪くすると節電はおろか故障の原因にもなります。

室外機の周りには、できるだけ物を置かないようにしましょう。

古いエアコンは買い替えを検討する

節電方法はいろいろありますが、根本的に20年以上お使いの古いエアコンの場合は消費電力量が大きく、最新型のエアコンに比べると約2倍の電力を消費します。

このような場合は、速やかに買い替えを検討されてはいかがでしょうか?

契約している電気事業者を乗り換える

近年、電力の小売販売の自由化がスタート。2016年4月に電力が、また2017年にはガスも小売が自由化され、セットで安くなるお得なプランも続々と販売されています。

もしもあなたのご家庭で、まだ電力やガスの契約の見直しをされていない場合は、ぜひ一度複数の電力やガスの小売事業者から見積を取ってみてください。

きっと、あなたのご家庭にピッタリのプランが見つかりますよ!

エアコン冷暖房電気代と節電方法のまとめ

いかがでしたか?このように、近年ではエアコンの省エネ化が進み、消費電力も下がっています。しかし、それと同じく『電気代』も年々上昇傾向に。

しかし、暑い夏や寒い冬を快適に過ごすためのエアコンは必須アイテムです。

1時間あたりの電気代10円~30円ほどを安いと感じるか、また高いと感じるかはそれぞれですが、電気代を気にするあまりに熱中症や風邪をひいたりして体調を崩してしまっては元も子もありません。

ぜひこの記事を参考に、上手な節電とあなたのご家庭にあった電力プランを選んで、少しでもお得な生活にしてくださいね!

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