いよいよ冬本番!また寒い季節がやってきますね。
寒い冬になると、どうしても気になるのが暖房費用。電気やガス、灯油など、全国津々浦々それぞれのご家庭でいろいろなタイプの暖房器具をお使いだと思います。
では、そんないろいろな種類のある暖房器具の燃料費について、実際に比較するとどうなるかが気になりませんか?
電気が安い?それともガス、灯油?そんな疑問を解消すべく、今回は暖房器具のコスパについて徹底検証していきます。
一人暮らしの方はもちろん、子どもさんのいるご家庭から高齢者まで、安全で上手な暖房器具の選び方も一緒に紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
Contents
暖房器具のコスパナンバー1は?気になる1位はエアコンでした!
数ある暖房器具のなかで、コスパが1番良いのは電気を動力とするエアコンであることがわかりました。
近年主流になっているヒートポンプ式エアコンは、非常に効率的に冷暖房することができて、尚且つ部屋の空気を汚さないという点においても優秀です。
しかし、エアコンだけを使うよりも暖房器具は「組み合わせる」ことでさらに快適に身体を温めることができます。
次に、いろいろな暖房器具とコスパについて検証します。
暖房燃料のコスパを検証
一般家庭の暖房の燃料として一般的なものが電気、ガス、灯油。
それぞれの単価(円)当たりの熱量(Kcal)を比較して、コスパの目安を表記します。
暖房エネルギー1円当たりの熱量を比較
(※燃料単価は2020年3月の東京都の一般家庭の平均相場で熱効率は100%とする)
電気1円当たりの熱量は約36kcal
都市ガス1円当たりの熱量は約70kcal
灯油1円当たりの熱量は約90kcal
このように、単価別の熱効率は1位灯油、2位都市ガス、3位電気という結果になりました。
なぜエアコンがコスパ1位かを解説
上記の結果では、一番効率の悪い電気で動くエアコンがコスパ1位なことには矛盾が生じますね。
しかし、これは電気を直接熱に変える電気ストーブや電気ヒーターの場合。
現在のエアコンは「ヒートポンプ式」が主流で、この機能は「熱」を効率よく集めて外気と交換することで、室内の空気を暖めたり冷やします。
このヒートポンプ機能を使うことで、電気1円当たりの熱用は36kcalの約5倍以上の190Kcalという最高のコスパを生み出します。
このように、新しい技術によってエネルギー効率を最大限に引き上げることで、電気エアコンがコスパ1位という結果になるのです。
上手な暖房器具の選び方は?安全と暖かさを両立できる暖房器具を選択する
前章で説明したように、一見するとコスパが悪いように思える電気エアコンが実はコスパに優れていることがわかりました。
このエアコンの電気代が大きく下がるのは2000年頃。もしもそれ以上前のエアコンをお使いの場合は要注意です。
もしかすると、経年劣化の影響も考えると今の倍以上の電気を消耗している可能性もあり得ます。
暖房器具の特徴を把握
暖房器具を上手に使うには、燃費ばかりに気を取られていてもいけません。大事なのは、その暖房器具の特徴なのです。
エアコンやストーブ、ファンヒーターなどは、部屋の空気を広く暖める暖房器具。その特徴は広いエリアを暖めるかわりに、足元の空気を暖めるのが苦手という点。
家事をしている最中は良くても、食事やくつろぐ時間には、どうしても足元の冷えが気になります。
そこで、部分的に身体を温めることができる暖房器具との組み合わせが大事になるのです。
暖房のタイプ
一般家庭で使われる暖房には、部屋の広く暖める暖房器具と、部分的に身体を温める暖房器具があります。
部屋を暖める暖房器具は、エアコン・ストーブ・ファンヒーターなどが代表的。逆に部分的に使われるのは、こたつや電気カーペット、床暖房などです。
これらを上手く組み合わせることで、効率よく、また安全に暖をとることができます。
暖房器具の危険性
暖房器具には、ストーブやファンヒーターなどのように、火力や電熱線を利用するものが多くあります。
これらは直接熱を発するので部屋を素早く暖められるメリットがある反面、火傷や火災の原因になる危険性があります。また、気密性の高い部屋においては一酸化炭素中毒の危険度も高くなります。
毎年のように暖房器具が原因となる火災や不幸な事故は、これらがほとんどの原因です。
一般家庭でベストな暖房の組み合わせは?こたつとエアコンが最高!
上記のように、暖房器具には危険性を伴うものも多くあります。
そこでおすすめしたい暖房器具の組み合わせは「こたつ」と「エアコン」です。
こたつはヒーターで温めるので熱効率は高くはないのですが、敷布団と掛け布団で熱を逃がさずに保温するため、1時間当たりの電気コストは2円~3円程と驚くほど安い。
また、エアコンの電気代も新しいエアコンであれば1時間当たり、だいたい10円~15円程。
しかも、こたつもエアコンも共に電気を動力にして火気を使わないので、お子様からお年寄りまで安全に使うことができます。
燃料費、安全性からみても、このコンビが最高の暖房器具!この2つで、寒い冬を快適に乗り越えましょう。
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2017年にWEB系編集者に転職し、現在京都の郊外で気ままにノマドワーカー中。転職・移住の経験から家庭のお金の無駄を可視化し、研究することで月に10万円生活を叶えた自称「節約の鬼」ご覧いただいている全ての方に節約して浮いたお金で「より楽しいことをしてほしい」と言う思いで執筆中。旅行と温泉が趣味。
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