一人暮らしの生活で、だれもが気になる光熱費。
とくにプロパンガスを契約している方の中には、地域によってビックリするほど高額な請求が来ることもあります。
こんにちは!ヒトカツ編集部です!
プロパンガスの料金が高いのは、水道や電気、都市ガスのように、地域差を無くすための公的な介入がないから。契約する業者によっては、あなたがぼったくられている可能性もあるのです。
ただ、賃貸アパートなどの集合住宅にお住いの場合は、自ら個別にガス業者を選んで契約することができません。
そこで今回は、そんな高すぎるプロパンガスの料金を0円にする【究極の節約術】を公開します。
筆者である私が実際に『極寒の北海道で実践した方法』ですので、効果は実証済み。
もしも、プロパンガスの料金でお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね!
Contents
プロパンガスの価格は業者と大家さんで自由に契約する
プロパンガスの料金が都市ガスに比べて高いのは、基本料金と従量料金を自由に設定して決めることができるから。
それ以外にも、人口密度や地域の配送網の問題など様々な要件があって、場所によっては都市ガスの3倍から4倍も料金が高い地域が存在します。
実際に私が住んでいた北海道の街は、異常なほどプロパンガスが高い地域で、1ヶ月のガス代が1万円を超えることもありました。
そこで、まずはプロパンガスの料金体系について確認しておきましょう。
プロパンガスの料金体系
プロパンガスの料金体系は、基本的に他の光熱費と同じく『基本料金』と『従量料金』からなっています。
『基本料金』はガスを使っても使わなくてもかかる料金で、契約すれば毎月1500円~2200円ほどかかり、使った分だけ払う『従量料金』は、1㎥あたり300円~1000円くらいの間で取引されています。
料金の地域格差は一人暮らしでも2倍~3倍はある
サラッと説明しましたが、基本料金も従量料金も恐ろしく料金に差があることにお気づきですか?
例えば一人暮らしで1ヶ月10㎥のガスを使った場合
最安値は1500円+(300円×10)=4500円
最高値が2200円+(1000円×10)=12200円
となり、実にひと月で7700円もの差が出るのです。
この差は、都市部では競争原理が働くために安く、山間部などの田舎では地域のガス供給を1社で独占している分高くなることも。また、本来は大家さんが払うべきガスの設備費用を上乗せしていたりする場合もあります。
このように、居住している人にはどうにもできないのが『プロパンガスの料金』なのです。
プロパンガス代を安くする3つの選択肢を解説
では、プロパンガスをお使いのご家庭で、ガス代を安くするにはどのような方法があるのかを紹介していきましょう。
ガス代を安くする方法は3つ
- 節約する
- 交渉する
- 解約する
この方法の中から、自分が納得できる方法を選ぶしかありません。
ガスを節約する方法
ガスを節約する方法には、やはりお風呂と炊事場でシャワーやお湯の使用量を減らすのがベスト。それ以外にも、お湯の設定温度を下げたり、時短料理で節約するしかありません。
しかし、この記事をご覧の方のほとんどは、すでに節約しているのではないでしょうか?
そんな場合は、残りの2つの方法から選択するしかありません。
ガス会社と交渉する方法
ガス会社との料金交渉とはいえ、基本的に賃貸の場合はガス会社と大家との交渉になるため、まず成功することはないと考えても良いでしょう。
もしもその場で安くなったとしても、必ずその分を次の契約時に上乗せして請求するのが通例です。
あまりにも高いと感じた場合には、消費者庁の「消費者ホットライン」局番なしの188に相談するのも良い方法です。
ガスを解約する方法
そして、最後の切り札が『ガスの解約』です。
そんな無茶な!と思う方もいるかもしれませんが、一人暮らしならガスがなくても十分生活できます。
普段がガスを使っているところを電気に替えたり、携帯式のカセットコンロなどを使えば不便はありません。
電気であれば、電力自由化でどこでも最安値の電力を購入することが可能ですし、その工夫によって、ガス代が高いというストレスと実質的に毎月1万円以上かかるガス代から解放されるのです。
では次に、実際にガスを解約してからの生活のコツを紹介していきましょう。
超簡単!ガス代0円生活を実現する方法とは?
ガス代を0円にするには、まずプロパンガスの解約をしなければなりません。
方法は簡単で、請求書にあるガス会社か大家さんに連絡して解約手続きをするだけでOKです。
プロパンガスがない生活で必要なもの
ここでは、プロパンガスがなくなってからの生活に必要なモノやあれば便利なものを、ガス代や手間などを考えて得するものから考えます。
ぜひ参考にしてくださいね!
キッチンの場合
プロパンガスがなくなって、まず困るのはキッチンのコンロです。一人暮らしの部屋の場合は1口コンロの物件も多いでしょうが、そこは『カセットコンロ』があれば十分。いわばカセットコンロはミニプロパンガスのようなものですが、1本あたり80円ほどで買えて、しかも月に3~4本で結構な料理も出来ます。なんとキッチンのガス代が1ヶ月で300円です。あとは電気ケトルがあればなお良しですね。
そして、絶対におすすめするのが『食器洗い乾燥機』で、食器洗いのガス代だけでなく水道代も大幅に節約できますし、手荒れもしません。一見するともったいないように思いますが、実は食洗機は節約家電なのです。
お風呂の場合
ガスがなくなると、最も困るのがお風呂とお考えでしょう。しかし、一人暮らしで一番ガスを使うのがこのお風呂なのです。
では、ガスがないのにどうやってお風呂を沸かすかといえば、お風呂用の『加熱&保温ヒーター』を使います。私も使っていましたが、意外に便利で野外でもコンセントさえあればお湯が作れるのでキャンプなどにも重宝してくれる優れもの。1度沸かしたお風呂をろ過しながら保温してくれるので、ガスに比べてコストが大幅に下がります。
プロパンガスの高い地域でお風呂を1回沸かすと、ガス代が250円ほどかかりますが、電気加熱ヒーターであれば220円ほどで、保温は1時間あたり4円未満。2晩お風呂のお湯を使えば2日で電気代は300円で済みます。プロパンガスの場合は500円かかるので、大きな節約になるのです。
一人暮らしのプロパンガス代を0円にする方法のまとめ
いかがでしたか?このように、もともと高すぎるガス代の場合は、いくら節約して頑張ってみてもどうにもならないのが現実。だからといって、ストレスの溜まる暮らしはしたくありませんよね?
そんなときは、思い切ってガスを「解約」してしまえば良いのです。一人暮らしなら、意外と不便なく暮らしていけますよ。私自身、北海道の寒冷地で一人暮らしをしていて、鬼のように高いガスの請求書に負けてしまいそうになりましたが、ガスを解約していろいろな生活道具を見直したことで、生活がよりよくなりました。
カセットコンロや電気ケトル、食洗機を使って寒い冬の炊事はラクになり、台所まわりの掃除もグンと減りました。また、お風呂も24時間いつでも入れる状態になるので、いつも温泉気分で最高ですよ!
もしもあなたが、高いガス代でストレス生活を送っているなら、おもいきってプロパンガス自体を解約してみてはいかがですか?

2017年にWEB系編集者に転職し、現在京都の郊外で気ままにノマドワーカー中。転職・移住の経験から家庭のお金の無駄を可視化し、研究することで月に10万円生活を叶えた自称「節約の鬼」ご覧いただいている全ての方に節約して浮いたお金で「より楽しいことをしてほしい」と言う思いで執筆中。旅行と温泉が趣味。
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