お風呂に入ってお湯がぬるい…(涙)
でも、うちのお風呂には追い焚き機能がない。
毎日の疲れを癒したいときに、これほどわびしい事はありませんよね。
こんにちは!ヒトカツ編集部です!
今回は、ユニットバスタイプのお風呂にありがちな「お風呂のお湯の保温問題」について、いささか真剣に考えてみたいと思います。
家族が多くてお湯が冷める。2人の家族だけど入浴時間がズレるから冷める。など、それぞれの各ご家庭でいろいろなケースが考えられます。
そこで、できるだけお金をかけずに保温する方法を紹介していきますので、ぜひとも参考にしてくださいね!
Contents
お風呂のお湯が冷めるのはなぜ?ケース別に保温方法を考えることが大事です!
寒い冬の時期に家族が入ったあとのお風呂に入り、お湯が冷たくてがっかりしたことがあるなんて方も多いはず。
お風呂のお湯が冷めるケースにもいろいろあります。
そこで、それぞれのケース別に保温する方法やグッズを紹介していきましょう。
家族が入浴したことによりお湯の熱が奪われるケース
この場合は、家族の体温によってお湯の熱が奪われるので、お湯の温度の低下を防ぐことはできません。
お湯を温め直すしか方法がないため、追い焚きか高温差し湯、または電気式の保温器具を使う方法しかありません。
入浴するまでに時間がたち過ぎてお湯が冷めるケース
入浴するまでに時間があり、自然放熱でお湯が冷める場合は、アルミ保温シートがおすすめです。その他にもペットボトルにお湯を入れて沈めたり、電子レンジで温めた専用器具を使う方法などがあります。
お風呂の保温グッズのなかでも、比較的安価にできる保温方法と言えるでしょう。
浴室が寒すぎてお湯が冷めるケース
浴室が寒くてお湯がどんどん冷めるケースはおもに一戸建ての古い物件で起こりやすく、家の作りによっては外気温とそれほど変わらないほど浴室が冷えるケースもあります。
そんな時はアルミシートなどでの保温だけでは難しいため、追い焚きや差し湯などを使うことになるでしょう。
そこで次に、冷めたお湯を「温め直す」ためのコストについて考えましょう。
冷めたお湯を温め直す!お風呂の「追い焚き」と「高温差し湯」のコストを計算
お風呂のお湯の保温は、意外にどのご家庭でもある永遠のテーマで、実際にいろいろな保温グッズが販売されています。
これもひとえに、お風呂の追い焚きや差し湯のコストが高いからに他なりません。
ではまず、お風呂の追い焚きや差し湯の費用を見てみましょう。
追い焚きにかかるコスト
追い焚きは、お風呂のお湯が冷めたときに温めなおすこと。
では、お風呂のお湯1Lの温度を1℃上げるためのコストを、東京都の都市ガスの料金から割り出してみます。
通常、給湯器で18℃の水を使い、150Lのお風呂を42℃でいれる場合には約41円のガス代がかかります。
41÷(42-18)÷150=0..01138…
ゆえに、1Lの水の温度を給湯器で1℃上げるには約0.011円かかることになります。
風呂釜の追い焚きの場合は、給湯器に比べて熱効率がおよそ15%悪くなるので、同じ1Lの水の温度を1℃上げるには、
0.01138×1.15=0.013087
となり、約0.013円かかる計算になります。
お風呂がぬるいと感じて追い焚きをする場合、風呂釜で150Lのお湯を3℃ほどの温度を上げるのが普通なので
0.013×150L×3℃=5.85
この結果、お風呂の追い焚きのコストは1回あたり約6円弱となります。
高温差し湯で温めるコスト
一方、ユニットバスなどで使われている高温差し湯でお風呂のお湯を温める場合、通常60℃~80℃の高温のお湯を10L~20Lほど湯船に追加します。
このため、水道代とガス代の費用がかかることになります。
では、具体的に給湯器で70℃のお湯を20Lつくるコストを計算します。(元の水温18℃から)
(70-18)×20×0.011=11.44
ガス代は約11.4円で、水道代は1Ⅼ0.2円(東京都水道局標準)なので約4円となり、高温差し湯のコストは合計で約15円になります。
電気式の保温(加温)器具の電気代はいくらかかる?加温と保温で大きく違うので要注意!
ネット通販などでよく見かける「お風呂の電気式保温器具」は、保温のみの機能を持つものや、加温もできるものなど様々です。
加温する場合には、1kwh近い電力を消費するので1時間あたり20円~27円ほどかかります。
でも保温するだけなら、浴室の温度や蓋の加減にもよりますが、だいたい150wh~200wh程度で、1時間の保温で4円~6円未満で保温できます。
このため、浴室が寒い戸建てのお風呂には比較的有効な手段と言えるでしょう。
ただ保温器具自体が2万円~5万円程と高価なため、使用頻度などを考えて慎重に選ぶようにしましょう。
入浴する間にお湯が冷めるときは「アルミシート」がおすすめ!その他にも意外な物が使えます
家族の入浴時間がバラバラで、その間にお湯が冷めるという場合には「アルミシート」がおすすめです。
お風呂の専用シートもあれば、100円均一のお店などでも売られいているものでも代用が可能です。
使い方は、ご自宅のお風呂の湯船に合わせてカットして、直接落とし蓋の要領でかぶせるだけ。
その上から普通のプラスチック製の蓋をして二重に蓋をすることで、自然に下がるお湯の温度低下を劇的に改善することができます。
その他にも、ペットボトルに70℃ほどのお湯を入れて湯船に入れておくのも安上りです。
また、専用の器具を電子レンジで加熱し湯船につけておく方法もありますが、衛生的に気になる方もおられるので、何ともない方には良いかも知れません。(でも1万円くらいします…)
お風呂のお湯の保温方法のまとめ
いかがでしたか?寒い冬場は、とくにお風呂のお湯が冷めやすくなります。
お風呂に入って温まるどころか、逆に冷えてしまって風邪でもひいたら大変!
そこで、お風呂を保温する方法として
- 風呂釜の追い焚きする方法
- 高温差し湯で温める方法
- 各種保温グッズを使う方法
があります。
どの方法で保温、または温め直すかは、あなたのご家庭のお風呂や浴室に合わせて上手な保温方法を見つけてください。コストを考えるなら格安グッズが一番ですが、くれぐれも無理せずに、お湯が冷めたときは追い焚きや差し湯などを使って温まるようにしてくださいね!
関連記事:お風呂の追い焚きにかかるコストはいくら?

2017年にWEB系編集者に転職し、現在京都の郊外で気ままにノマドワーカー中。転職・移住の経験から家庭のお金の無駄を可視化し、研究することで月に10万円生活を叶えた自称「節約の鬼」ご覧いただいている全ての方に節約して浮いたお金で「より楽しいことをしてほしい」と言う思いで執筆中。旅行と温泉が趣味。
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