実家では毎日お風呂に入っていたけど、一人暮らしを始めた途端にシャワーだけの生活。
きっと、そんな方も多いのではないでしょうか?
こんにちは!ヒトカツ編集部です!
それはきっと、湯船にお湯を張るよりシャワーの方が節約できるイメージがあるから。
でも本当にシャワーだけの方が安いのか気になりますよね?
そこで今回は、一人暮らしのお風呂とシャワーの水道代とガス代について徹底検証していきます。
一人暮らしの、お風呂の光熱費や水道代を節約したいあなたも、ぜひ参考にして下さいね!
Contents
本当にシャワーだけの方がお得?湯船とシャワーのコストを比較!
毎日お風呂に入るにも場合でも、湯船につかる方とシャワーだけの方がいると思います。
特に一人暮らしの場合には、湯船にお湯を張るのがもったいなくてシャワーだけで済ませる人も多いことでしょう。
ただ、もったいないからという理由でシャワーのみにしても、必ずしも水道代やガス代が安くなるとは限りません。
そこで、湯船にお湯を張って入浴する場合と、シャワーのみで済ませる場合のコストを比較してみましょう。
湯船のお湯とシャワーにかかるコストを比較
湯船1杯分の湯量は約150Ⅼで、シャワーで使うお湯の15分程度の湯量に相当します。
すなわち、湯船にお湯を張って入浴する方と、シャワーを15分使う人はコストが同じなのです。
そこで、湯船にお湯を張って入浴するよりも安くしたい方は、シャワーを15分以内で使えば良いということがわかります。
お風呂のお湯1Ⅼの値段はいくら?注意すべきガスの種類!
では、お風呂やシャワーのお湯にかかる費用を、お湯1Ⅼの値段から比較してみましょう。
お湯1Ⅼのコスト表
水道代 | ガス代 | 合計 | |
都市ガスの場合 | 0.2円 | 0.3円 | 0.5円 |
プロパンガスの場合 | 0.2円 | 0.47円 | 0.67円 |
(水道・ガスの単価は東京23区の平均額)※20℃の水を40℃のお湯にすると仮定した場合
上の表のように、水道代は同じでも、お湯を沸かすためのガスに都市ガスを使うかプロパンガスを使うかで料金が違うことがわかるかと思います。
お風呂のお湯代とシャワーのお湯代
上の表から計算すると、150Ⅼのお湯を張る湯船のコストは
水道代 | ガス代 | 合計 | |
都市ガスの場合 | 30円 | 44円 | 74円 |
プロパンガスの場合 | 30円 | 71円 | 101円 |
シャワーを10分間(100Ⅼ)使うコストは
水道代 | ガス代 | 合計 | |
都市ガスの場合 | 20円 | 30円 | 50円 |
プロパンガスの場合 | 20円 | 47円 | 67円 |
となります。
単純な計算ではありますが、お風呂代を安く済ませたいのであれば、シャワーだけにして、できるだけお湯を使う量を制限すればよいのです。
おすすめ記事→一人暮らしでシャワーの水道・ガス代を年間1万円以上節約する方法
お風呂の残り湯の再利用も加味する
では、シャワーだけしか使わないから『絶対に安いか?』といえば答えはNOです。
それは、湯船にお湯を張る場合には、お風呂の残り湯を使えるから。もしも、湿気を嫌って入浴後にすぐお湯を抜く方には当てはまりませんが、残り湯を選択に使える方は湯船につかる入浴法でも節約が可能です。
一人暮らしで毎日洗濯をするかは微妙ではありますが、トイレに流したりできるユニットバスの場合でお風呂の残り湯を完全に使いきれば、家計の水道代が単純に30円ほど節約できる計算になります。
これをもとに再計算すると、150Ⅼのお湯を張る湯船のコストがガス代のみで
水道代 | ガス代 | 合計 | |
都市ガスの場合 | 0円 | 44円 | 44円 |
プロパンガスの場合 | 0円 | 71円 | 71円 |
シャワーを10分間(100Ⅼ)使うコストはそのままなので
水道代 | ガス代 | 合計 | |
都市ガスの場合 | 20円 | 30円 | 50円 |
プロパンガスの場合 | 20円 | 47円 | 67円 |
となり、都市ガスではコストが逆転します。
このように、お風呂のコストは入り方だけでなく、残り湯の使い方によって家計全体で見れば節約が可能なのです。
今一度、あなた自身のライフスタイルに合わせた入浴法を考えてみてはいかがでしょうか?
では次に、ガス代の詳しい計算方法を解説していきます。
ガス代の計算方法を解説
では、ガスの費用を詳しく計算していきます。
計算方法を知ることで、あなたのご家庭のガス代を詳しく計算することができますよ。
(※興味の無い方は読み飛ばしていただいても大丈夫です)→まとめはこちら
ガス代は『都市ガス』と『プロパンガス』で料金が違う
☆ 都市ガスの場合
東京都23区の都市ガス代は、基本料金と従量料金を合計して割り出すと、平均単価は1㎥当たり約180円。
都市ガスの発熱量は1㎥当たり約11,000kcalで熱効率を90%として、20℃の水で40℃のお風呂を沸かす場合は、
20(40℃-20℃)×150(水の量)×0.9(熱効率)÷11,000(熱量)×180(単価)≒44円
∴都市ガスで150Lのお風呂を沸かすガス代は約44円となります。
☆プロパンガスの場合
プロパンガス1㎥メートル当たりの従量単価は平均600円前後と、都市ガスに比べてかなり高くなります。ただ発熱量が1㎥当たり24,000kcalと、都市ガスの約2.2倍もあるのがプロパンガスの特徴。これを同じ条件で計算すると、
20(40℃-20℃)×150(水の量)×0.9(熱効率)÷24,000(熱量)×630(単価)≒71円
∴プロパンガスで150Lのお風呂にかかるガス代は約71円となります。
上記の計算から
お湯1リットルにかかるコストは
都市ガスの場合、1Ⅼあたり約0.5円
プロパンガスの場合、1Lあたり約0.7円
シャワーを10分使うと
都市ガスの場合、水道代+ガス代=約50円
プロパンガスの場合、水道代+ガス代=約67円
となります。
一人暮らしでお風呂とシャワーはどちらがお得のまとめ
いかがでしたか?
このように、お風呂のコストとシャワーのコストを比較すると、徹底した節約をしたい場合は『シャワーのみ』を選択してシャワーの時間を節約すれば良いでしょう。また、節水シャワーヘッドも効果的です。
そして、湯船に浸かりたいけど節約もしたい方は『残り湯を使う』ことでお風呂のコストを抑えることができます。
ぜひこの記事を参考にして、あなたのライフスタイルにあわせた入浴方法を選んでくださいね!

2017年にWEB系編集者に転職し、現在京都の郊外で気ままにノマドワーカー中。転職・移住の経験から家庭のお金の無駄を可視化し、研究することで月に10万円生活を叶えた自称「節約の鬼」ご覧いただいている全ての方に節約して浮いたお金で「より楽しいことをしてほしい」と言う思いで執筆中。旅行と温泉が趣味。
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