一人暮らしでネックになるのがお風呂やシャワーの水道光熱費ですよね。
とくに一人暮らしの場合は、お風呂をシャワーのみで済ませる方も多いはず。
こんにちは!ヒトカツ編集部です!
そんな一人暮らしのお風呂をシャワーで済ませる際に、水道代やガス代を大きく節約できる方法をご存知ですか?
今回は、一人暮らしでシャワーの費用を節約する方法について詳しく解説します。
シャワーの水道代やガス代の節約は
- シャワーの水の量を節約する
- シャワーの温度を下げる
- お湯になるまでの水を再利用する
のがポイントです。
いままで気がつかなかった意外な方法も紹介しますので、ぜひ参考にして下さいね!
Contents
一人暮らしのシャワーにかかる費用を計算
まずは、シャワーにかかる水道代とガス代を東京23区の平均的な料金で見てみましょう。
シャワー10分間のコスト表
水道代 | ガス代 | 合計 | |
都市ガスの場合 | 20円 | 30円 | 50円 |
プロパンガスの場合 | 20円 | 47円 | 67円 |
(水道・ガスの単価は東京23区の平均額)※水道料はシャワー5分で100Ⅼ、20℃の水を40℃のお湯にすると仮定した場合
この表のように、一人暮らしで毎日シャワーを浴びた場合、シャワーにかかる水道代とガス代は都市ガスを使っている場合は1回10分の利用で50円ほど、プロパンガスの場合には67円ほどかかります。
これを1年間で計算すると
50円×365日=18250円
プロパンガスの場合には
67円×365日=24455円
にもなるのです。
しかし、実際には10分以上シャワーを使う方もいるでしょうし、お湯になるまでに捨ててしまう水もあります。
これらを計算して合計すると、シャワーにかかる費用は年間2万円~3万円近くにもなるのです。
では次に、シャワーの費用を極力抑える節約方法を紹介していきましょう。
シャワーの水道代やガス代を節約する方法
シャワーのコストを節約するには、いくつかの方法を併用することで大きな効果が出ます。
簡単にできることばかりなので、ぜひ実践して下さいね!
シャワーの出しっぱなしをやめる
入浴する際に、シャワーのお湯を出しっぱなしにしていませんか?
とくに冬場などの寒い時期にはある程度仕方がありませんが、寒くないときでもシャワーを出しっぱなしにしてシャンプーや身体を洗っていると、どうしても10分以上シャワーを使ってしまいます。
コツは身体をサッと流した後でシャワーを止めてからシャンプーと身体洗いをすること。そして、洗い終わってからシャワーで全身を流します。これだけで、シャワーを使う湯量が約半分になります。
節水シャワーヘッドを使う
賃貸のアパートやマンションにもともとついているシャワーの多くは、節水対応していないことが多く、そのまま使っていると意外なほど多くの湯量を使います。
最近流行りの節水シャワーヘッドは、お湯の量を40%~60%も節約しながらもストレスなく使える水勢で大変お得です。
安価な物であれば3000円くらいから購入でき、ご自分でも簡単に交換できます。
単純に50%の節水シャワーヘッドに交換するだけで年間1万円以上も費用が浮くので、すぐに元が取れますね!
我が家の3人暮らしの家庭でも、節水シャワーヘッドで水道代を10%ほど節約出来ました。シャワーのお湯をどれだけ多く使っていたかがよく分かります。
シャワーの温度を下げる
シャワーの温度を下げることによってガス代を節約できます。
例えば40℃で使うシャワーを38℃の設定に変えた場合、ガス代は1回あたり3円ほど安くなります。これだけでも、1年間で約1095円の節約になります。
シャワーの適温は、季節にも寄りますが38℃~42℃の間が良いといわれていますので、自分の体調や好みに合わせて調節して下さい。
お湯になるまでの水を再利用する
こちらは、直接シャワーの水道代が減るわけではありませんが、実は結構無駄にしていることが多い『捨て水』の再利用。『捨て水』とは、シャワーを使う際にお湯になるまでに捨てている水のことで、平均6L もの水がそのまま捨てられているのです。
これは湯沸し器からシャワーまでの排水管に溜まっている水の量にも寄るのですが、1回5L としても1回1円で1年間で365円。一見するとそれほど高くはありませんが、水の量にすると1825Ⅼで湯船12杯分以上の水を捨てていると考えると非常にもったいないですよね。
この水をバケツにためておけば掃除や洗濯、トイレの水にも使えます。バケツ1個あれば溜められるので、ぜひ無駄なく使いましょう。
ガス代が高い?注意すべきポイントはガスの種類!
シャワーのコストを計算するには水道代とガス代を考えなければなりません。
水道代もガス代も、地域によって料金が異なるので、詳しくはご自宅に届く請求書から割り出していただく必要があります。
そこで、とくに注意していただきたいのが『ガスの種類』
なぜなら、水道代や都市ガス代は、地域に大きな価格差が出ないように調整されているのですが、プロパンガスは完全に自由化されており、いまだに非常に高い地域や販売店があるからです。
もしもあなたがプロパンガスをお使いで、ガス代が高いなと感じたときは、一度プロパンガスの料金を確認してみて下さい。
こちらで→あなたの居住地域のプロパンガスの相場をチェックできます
どうしようもなくプロパンガスが高いときは→プロパンガスを解約!ガス代0円で快適生活する方法を参考にしてくださいね!
水道代とガス代の計算方法を解説
こちらでは、水道とガスの費用を詳しく計算しています。
計算方法を知ることで、ご自分のご家庭の水道やガス代を詳しく計算することができますが、読み飛ばしていただいても結構です。
水道代の計算方法
水道単価は地域差があるので、詳しくは自宅に届く請求書から計算してください。
(ここでは東京23区の平均額で計算)
水道料金1Ⅼあたり0.2円で計算しています。(※水道料金は基本的に使用料が少ないほど料金が安くなるため、一人暮らしの場合はもう少し安くなることもあります)
・湯船1杯分150Lの水道代は約30円
シャワーでは1分あたり10Ⅼの水を使うので
・シャワー1回5分の水道代は約10円
となります。
ガス代を計算
ガス代は『都市ガス』と『プロパンガス』で金額が大きく変わります。
☆ 都市ガスの場合
東京都23区の都市ガス代は、基本料金と従量料金を合計して割り出すと、平均単価は1㎥当たり約180円。
都市ガスの発熱量は1㎥当たり約11,000kcalで熱効率を90%として、20℃の水で40℃のお風呂を沸かす場合は、
20(40℃-20℃)×150(水の量)×0.9(熱効率)÷11,000(熱量)×180(単価)≒44円
∴都市ガスで150Lのお風呂を沸かすガス代は約44円となります。
☆プロパンガスの場合
プロパンガス1㎥メートル当たりの従量単価は平均600円前後と、都市ガスに比べてかなり高くなります。ただ発熱量が1㎥当たり24,000kcalと、都市ガスの約2.2倍もあるのがプロパンガスの特徴。これを同じ条件で計算すると、
20(40℃-20℃)×150(水の量)×0.9(熱効率)÷24,000(熱量)×630(単価)≒71円
∴プロパンガスで150Lのお風呂にかかるガス代は約71円となります。
上記の計算から
お湯1リットルにかかるコストは
都市ガスの場合、1Ⅼあたり約0.5円
プロパンガスの場合、1Lあたり約0.7円
シャワーを10分使うと
都市ガスの場合、水道代+ガス代=約50円
プロパンガスの場合、水道代+ガス代=約67円
となります。
一人暮らしでシャワーのコストを節約する方法のまとめ
いかがでしたか?このように、一人暮らしのシャワーにかかる料金を節約する方法は、とにかくシャワーのお湯を無駄遣いしないことが大切です。
シャワーをこまめにとめることで水道とガス代が1/2に、また節水シャワーヘッドを併用すればさらに1/2に、これだけでシャワーの水道とガス代が一気に1/4になる可能性もあります。
水道代とガス代が安くなることは、実はあなただけでなく環境にも良い影響を与えるエコな暮らしです。
ぜひこの記事を参考にして、上手な節約生活を実践していきましょう!

2017年にWEB系編集者に転職し、現在京都の郊外で気ままにノマドワーカー中。転職・移住の経験から家庭のお金の無駄を可視化し、研究することで月に10万円生活を叶えた自称「節約の鬼」ご覧いただいている全ての方に節約して浮いたお金で「より楽しいことをしてほしい」と言う思いで執筆中。旅行と温泉が趣味。
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